2011年3月24日木曜日

セシウム


同位体
人工的に作られる(ウランの核分裂により生ずる)セシウム137は、半減期30.07年の放射性同位体である。医療用の放射線源に使われるが、体内に入ると血液の流れに乗って腸や肝臓にベータ線とガンマ線を放射し、カリウムと置き換わって筋肉に蓄積したのち、腎臓を経て体外に排出される。セシウム137は、体内に取り込まれてから体外に排出されるまでの100日から200日にわたってベータ線とガンマ線を放射し、体内被曝の原因となるため大変危険である。セシウム137に汚染された空気や飲食物を摂取することで、体内に取り込まれる。なお、ヨウ素剤を服用してもセシウム137の体内被曝を防ぐことはできない。1987年には、ブラジルのゴイアニアで廃病院からセシウム137が盗難に遭った上、光るセシウム137の塊に魔力を感じた住民が体に塗ったり飲んだりしたことで250人が被曝、4人が死亡する大規模な被曝事件が発生している(ゴイアニア被曝事故)。

「セシウム」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
最終日付(更新日付)UTC 2011年4月13日 (水) 01:19
URL: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%A0

セシウムによる健康被害を解明したベラルーシの科学者が会見、心臓や甲状腺への蓄積を深刻視(1) | 社会・政治 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン



東京新聞:ゼロはこない半減期 セシウム137 120年後も残る:ボクとママの放射能教室:東日本大震災(TOKYO Web)



福島第1原発事故で放出されたセシウム137の汚染状況を見積もった日本地図が発表されています。

この研究を行ったのはUSRA(Universities Space Research Association)安成哲平客員研究員やNILU(Norsk institutt for luftforskning)Andreas Stohiらの研究チームと東京大学・早野龍五教授、名古屋大学・安成哲三教授。

ボランティア的な国際共同研究として、3月11日の福島原発事故で大気に放出されたセシウム137の沈着量と土壌汚染を「数値シミュレーション」と「文部科学省の観測(定期降下物)」を使って見積もってみたのだそうです。

東日本のデータは航空機モニタリングを含めて、いろんなものが公表されていますが、日本全国のものははじめて。

このデータを元に作ったBBCの地図が素敵だったのですが、かなり省略されていたり、解像度が荒かったりしたので作り直してみました。 ※数値はセシウム137のみ。実際にはセシウム134も同じぐらい降り注いでいるので倍というところでしょうか

セシウム137による汚染状況を見積もった世界ではじめての日本地図 - オレンヂ

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