2013年12月21日土曜日

福島第一 タンク堰から1.6トン漏洩 基準9倍の汚染水

2013-12-22 14:00

東京電力は21日、福島第一原発の汚染水をためた地上タンクを囲む堰(せき)から、放射性物質を含む約1.6トンの水が外に漏れたと発表した。

東電によると、21日午後4時15分ごろ、地上タンク群のある「H5」エリアの西側で、堰の基礎の継ぎ目から水が漏れているのを東電社員が発見。午後6時ごろまでに土嚢やビニールシートを設置したが、それまでに最大1.6トンが地中に染み込んだとみられる。

漏れた場所の堰内の水を調べたところ、ストロンチウム90が1リットルあたり93ベクレル検出された。堰からの暫定的な排水基準は同10ベクレルで、9倍にあたる。

タンク内の汚染水はストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が同約3億6000万ベクレル含まれ、濃度が異なるうえ、水位にも変化がないため、東電はタンクからの漏洩はなく堰にたまった雨水が漏れたと分析。

堰内には10センチほどの雨水がたまっており、東電は仮設ポンプで別のエリアに雨水を移送。今後、漏洩の原因を調べるとしている。

福島第一 タンク堰から1.6トン漏洩 基準9倍の汚染水 | 地震予測検証・地震予知情報 / 防災情報【ハザードラボ】


汚染水の漏洩場所。堰の土台の継ぎ目から漏れている(東京電力提供)

2013年12月6日金曜日

原発建屋外で最高値の放射線量

12月7日 0時24分

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、放射性物質を含む気体を放出する作業、ベントに使われた排気筒という設備を、東京電力が調べた結果、放射線量が1時間当たり25シーベルトという極めて高い値に上ることが分かりました。この値は推定値ですが、建屋の外では最も高く、東京電力は作業員の立ち入りを禁止し、対策を検討しています。

東京電力は作業員の被ばく対策のため、福島第一原発の1号機と2号機に隣接する高さ120メートルの排気筒の周辺で放射線量を調べました。その結果、建屋と排気筒をつなぐ配管の地上80センチの部分で、放射線量が今も1時間当たり25シーベルトという極めて高い値に上ることが分かりました。この値は周辺の放射線量から算出した推定値ですが、浴びるとすべての人が死亡するとされる被ばく量におよそ20分で達します。排気筒は、おととしの事故で放射性物質を含む気体を放出する作業、ベントに使われたもので、東京電力は「配管内部に放射性物質が付着しているためではないか」と説明しています。福島第一原発では2号機の格納容器の中で1時間当たり72.9シーベルトという値が計測されていますが、排気筒の値は建屋の外では最も高くなりました。排気筒では、周囲の鋼材の骨組みに、地震の影響とみられる破断やひび割れが見つかっていて、東京電力は周辺への作業員の立ち入りを禁止するとともに、補強や解体に向けた対策を検討しています。

原発建屋外で最高値の放射線量 NHKニュース

20分未満で死亡…過去最高、屋外設備で放射線福島第一原発で、放射線量が毎時25シーベルトに上ると推計された配管(写真中央の少し右下で、上から下りてきた細い配管が右へ曲がる部分)=東京電力提供

東京電力は6日、福島第一原子力発電所の屋外にある設備「主排気筒」の下部で、配管表面の放射線量が毎時約25シーベルトに上ると発表した。

周辺の計測値から推計したもので、屋外の放射線量としては過去最高値。人が浴びると20分足らずで死に至る強さだ。事故時に1号機の格納容器から強制排気(ベント)を行った際、排気中の放射性物質が配管内に残った可能性があるという。東電は今後、主排気筒や配管の撤去などを検討するが、「非常に高い線量で、新しい工法が必要になるかもしれない」という。

20分未満で死亡…過去最高、屋外設備で放射線 - ライブドアニュース

2013年11月18日月曜日

4号機 燃料取り出し開始

11月18日 15時38分

東京電力は福島第一原子力発電所4号機で午後3時18分から使用済み燃料プールから核燃料を取り出す作業を始めました。福島第一原発4号機の燃料プールには、強い放射線を出す使用済み燃料1331体を含む合わせて1533体の核燃料が保管されています。18日はこの内、未使用の新しい燃料の一部を燃料プール内でキャスクと呼ばれる輸送用の容器に移します。作業は燃料取り扱い機という設備を使って午後7時ごろまで行われます。燃料プールからの燃料取り出しの開始は、廃炉の工程表で最初のステップである第1期の完了と位置づけられ、40年かかるとされる廃炉の最初の大きな節目を迎えたことになります。

福島第一原発4号機 核燃料取り出し始まる NHKニュース

作業経験者の「使用済み燃料の搬出」説明がすごい!企業名などディテールがすごく、どの専門家より具体的だ!:ざまあみやがれい!

2013年10月28日月曜日

第1原発、4万5千ベクレル検出 再び上昇、排水溝から

東京電力は27日、福島第1原発の汚染水を貯蔵する地上タンクで約300トンの水漏れがあった「H4」エリア付近の排水溝で27日に採取した水から、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり最大4万5千ベクレル検出されたと発表した。

26日採取分では低下傾向にあったが、再び上昇した。東電は、放射性物質が付着した周辺の土壌が、雨で流れ込んだことが原因とみている。過去最高値は、23日採取分の14万ベクレル。

東電は測定地点の下流を土のうでせき止めており、海への影響はないとしている。

2013/10/28 00:03   【共同通信】

第1原発、4万5千ベクレル検出 再び上昇、排水溝から - 47NEWS(よんななニュース)

<9月15日の福島第一原発> 3号機から湯気確認後、汚染水タンク周辺の囲いの中の水があふれ、土のうも流出…追記あり - みんな楽しくHappy♡がいい♪

2013年10月22日火曜日

核燃料取り出し開始 6号機、プールに移送

東京電力は21日、福島第一原発6号機原子炉から核燃料を取り出し、使用済み燃料プールへの移送を始めた。東日本大震災以降、同原発1~6号機の原子炉から燃料を取り出すのは初めて。

6号機原子炉には計764体の燃料があり、11月下旬までに全て移す。燃料を集約させることで、冷却などの維持管理を簡素化できるという。作業は、燃料から放出される放射線を遮るため水中で行っている。専用のクレーンでつり上げ、同号機内の燃料プールに移している。

6号機は震災発生時、5号機とともに定期検査中で運転を停止していた。外部電源を一時失ったが、6号機の非常用発電機が津波被害を受けず作動したため、燃料の冷却機能は維持された。5号機の燃料は平成26年度上期に取り出す予定。

一方、1~3号機は溶けた燃料の状態が全く分かっていない。4号機は原子炉内に燃料がなかった。

( 2013/10/22 10:56 )

核燃料取り出し開始 6号機、プールに移送 | 県内ニュース | 福島民報

2013年10月21日月曜日

福島第一 堰の水12カ所あふれる 汚染水、外洋流出濃厚

東京電力は二十日、降雨の影響で、福島第一原発の地上タンク群に設けた漏水防止用の堰(せき)から雨水があふれ出したと発表した。放射性物質を含んだ汚染水が外洋につながる付近の排水溝に流れ込み、外洋に流れ出た可能性が否定できないという。

東電は漏れた量や放射性物質の濃度を調べるとともに、他のタンク群の堰から雨水があふれていないか監視を強める。

あふれ出たのは全部で23カ所ある地上タンク群のうち、H2南、H2北、G3東、G6南、G6北、H4、H4東、H1東、E、H8北、H8南、H3と呼ばれるタンク群12カ所の堰。

「H2南」では、六日に採取された堰内の水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が一リットル当たり二万九〇〇〇ベクレルと高濃度で検出されていた。

東電によると、この日は先週の台風26号による大雨で堰にたまっていた水を別のタンクに移す作業をしていた。午後二時ごろから、想定の一日当たり三〇~四〇ミリを上回る一時間当たり三〇ミリの降雨があったため、あふれたとしている。

原子力規制委員会は台風などで堰に水がたまった場合、セシウム134は一リットル当たり一五ベクレル、セシウム137は二五ベクレル、ストロンチウム90は一〇ベクレルをそれぞれ下回り、ガンマ線を出すほかの放射性物質が未検出などの場合のみ排出を認めている。東電は降雨で堰に水がたまっているため、基準を下回る雨水の排出をしている。

これらの基準は通常の原発運転時で放出される冷却水に含まれる放射性物質の法定基準値未満となっている。

東京新聞:福島第一 堰の水12カ所あふれる 汚染水、外洋流出濃厚:社会(TOKYO Web)

2013年10月18日金曜日

井戸水から40万ベクレル=タンク北で急上昇6500倍-福島第1

東京電力福島第1原発の汚染水漏れ問題で、東電は18日、汚染水300トンが漏れたタンクの北側にある観測井戸で17日に採取した水から、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり40万ベクレル検出されたと発表した。16日採取分に比べ約6500倍に急上昇し、過去最高値となった。

東電は「以前から高い値が検出されているトリチウムに比べ、移動が遅いストロンチウムなどが後から到達した可能性もあるが、変動が大き過ぎる」と説明。新たな漏えいについては否定した。

東電は汚染水の増加対策として、タンクから約100メートル海側に別の井戸を掘り、地下水が原子炉建屋に流れ込んで汚染される前にくみ上げ、海に放出する計画を立てている。タンク近くで放射性物質濃度が急上昇したことで、地下水汚染の懸念が強まり、計画に影響を与える可能性もある。

(2013/10/18-12:08)

時事ドットコム:井戸水から40万ベクレル=タンク北で急上昇6500倍-福島第1

2013年10月11日金曜日

福島第一原発、港湾外の海水からも放射性物質

東京電力は10日、福島第一原子力発電所の港湾外で8日に採取した海水から、放射性物質のセシウム137を1リットルあたり1・4ベクレル(国の放出限度は同90ベクレル)検出したと発表した。

10日の採取では再び検出限界値を下回り、東電は環境への影響はないとみている。

検出されたのは沖合約1キロで、港湾から外に出てすぐの地点。東電は、海洋汚染への不安が高まったのを受け、8月からこの地点での調査を始めた。セシウムは、港湾外の他の地点では検出されていたが、港湾内からの汚染拡大を監視する今回の地点では初めて。

東電は「港湾内など周辺で急に濃度が高くなったわけではない。(初めて検出された原因は)引き続き調査する」と説明している。

(2013年10月11日00時33分  読売新聞)

福島第一原発、港湾外の海水からも放射性物質 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

2013年9月26日木曜日

トリチウム17万ベクレル=最高値再検出、漏えいタンク北-福島第1

東京電力福島第1原発のタンクから高濃度汚染水が漏れた問題で、東電は26日、漏れたタンクの北側にある観測用井戸で24日に採取した地下水から、放射性物質のトリチウムが1リットル当たり17万ベクレル検出されたと発表した。漏えいタンク付近で採取した地下水のトリチウム濃度の最高値。同井戸の地下水からは今月中旬も17万ベクレルを検出しており、東電は再上昇した原因について「分からない」としている。

(2013/09/26-12:07)

時事ドットコム:トリチウム17万ベクレル=最高値再検出、漏えいタンク北-福島第1

トリチウム

2013年9月19日木曜日

福島第1原発:1日計約600億ベクレル、外洋に放出

毎日新聞 2013年09月19日 03時12分

◇気象庁研究官 IAEAフォーラムで報告

東京電力福島第1原発の汚染水問題をめぐり、気象庁気象研究所の青山道夫主任研究官は18日、国際原子力機関(IAEA)の科学フォーラムで、原発北側の放水口から放射性物質のセシウム137とストロンチウム90が1日計約600億ベクレル、外洋(原発港湾外)に放出されていると報告した。

セシウム137の半減期は約30年、ストロンチウム90は約29年。原子炉建屋地下からいったん港湾内に染み出た後、炉心溶融を免れた5、6号機の取水口から取り込まれ、北側放水口から外洋に放出されている。東電は「法定基準以下の濃度と確認して放水しており問題ない」としている。(共同)

福島第1原発:1日計約600億ベクレル、外洋に放出- 毎日jp(毎日新聞)

2013年9月5日木曜日

福島第1、汚染水が地下水に到達か タンク漏洩で

2013/9/5 21:23

東京電力は5日、福島第1原子力発電所で約300トンの高濃度汚染水が漏れた地上タンク付近で、地下水からストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり650ベクレルの濃度で検出されたと発表した。「汚染水が地下水に到達した可能性がある」としている。

タンク漏洩問題で地下水の汚染が確認されたのは初めて。政府が汚染水対策の柱の一つとして挙げる「地下水バイパス」のくみ上げ井戸が付近にあり、井戸の水が汚染される恐れが出てきた。

東電によると、漏洩があった「H4」エリアのタンクから、南に十数メートル離れた場所に掘った井戸で、4日に地下水を採取した。タンク内にあった汚染水の放射性物質濃度より井戸で検出された値が低いことから、東電は雨水などで希釈されたとみている。

東電は「H4」のタンクから漏れた約300トンの大半が土壌に染み込み、一部が近くの排水溝から直接、海に流れ出たとみている。海への流出量は分かっていない。

タンクは「フランジ型」と呼ばれ、部材の接ぎ目をボルトで締めて組み立てる構造。同型の別のタンク表面で高い放射線量が計測されるなど、漏洩の疑いが相次いでおり、東電は今後、安全性の高い溶接型タンクを増設して汚染水を移し替える計画を立てている。

「地下水バイパス」は原子炉建屋地下などに流れ込む1日400トンの地下水を抑制するため、建屋山側で地下水をくみ上げ海に放出する計画。政府は地下水流を遮断する「凍土遮水壁」とともに汚染水対策の柱に挙げている。〔共同〕

福島第1、汚染水が地下水に到達か タンク漏洩で  :日本経済新聞

2013年8月21日水曜日

福島原発の汚染水、海流出の可能性 東電認める

2013/8/21 21:12

東京電力福島第1原子力発電所で地上のタンクから高濃度の放射性物質を含んだ大量の汚染水が漏れ出た問題で東電は21日、汚染水が外洋に流れた可能性を初めて認めた。原発事故の国際的な事故評価の尺度をあてはめて厳しい判定が改めて出る見通しも強まり、事態は緊迫度を増している。

東電は21日に公表した資料で「排水路を経由した海洋への漏洩は今後も継続調査」する方針を明らかにした。関係者によると、排水路の側面に水が流れた跡があり、その場で極めて高い放射線量が検出されたため、汚染水が海に流れたのは確実とみられる。

排水路は堤防に囲まれた福島原発の湾内ではなく、外洋と直接つながっている。東電は相沢善吾副社長が現地に常駐し、汚染水対策を抜本的に見直す考えを示した。

「原子力規制委員会は問題を把握していたのか」「職員の増員は検討しているか」。21日の田中俊一委員長の記者会見で、海外メディアの質問が相次いだ。

海外では海洋汚染が広がることに懸念が強い。外交官出身で規制委の大島賢三委員は21日の会合で「韓国、欧米でも福島汚染水の問題が報道され始めている。国の名誉や評判にとっていいことではない」と指摘した。

田中委員長は21日、国際原子力事象評価尺度で「レベル3(重大な異常事象)」相当とする再評価案の決定を保留した。「福島第1原発の状況は海外に細かく発信したい」としながらも「お化け屋敷みたいに次から次へといろいろなことが起こる。(レベル)2だ3だとやっていくのは必ずしも適切ではない」と述べ、事態の推移をみながら国際原子力機関(IAEA)と慎重に協議する考えを示した。

福島第1原発では、通常の評価尺度を適用しにくいとの声もある。福島の事故では2011年4月に受けた「レベル7(深刻な事故)」の評価が現在も続いている。

規制委が21日夕に有識者らを集めて開いた作業部会で、東電は長期に漏れが続き、大半が土に染み込んだと推定。産業技術総合研究所の安原正也主任研究員は、汚染水が地下水に混じれば「(地下水を海に流す)地下水バイパス計画が破綻しかねない」と指摘した。

東電は漏れたタンクに残った汚染水を隣のタンクに今日中にも移送し、原因を突き止める作業を始めることも発表した。ただ規制委の更田豊志委員は「他のタンクにも疑いを持たざるを得ない」と語り、早急な総点検を求めた。

2013年8月14日水曜日

地下貯水槽が隆起 第一原発で地下水押し上げか

東京電力は13日、福島第一原発敷地内で4月以降に汚染水の漏えいが明らかになった地下貯水槽(3号貯水槽)の底部が、設置当初に比べて最大約40センチ隆起していると発表した。貯水槽周辺で放射性物質は検出されておらず、東電は隆起による汚染水の漏えいはないとしている。

東電によると、保管していた汚染水を地上タンクに移送した結果、5月以降の降雨で増えた地下水の浮力により貯水槽が押し上げられたとみられる。

今月10日に測定した結果、中央部分を中心に隆起が確認された。内部にはポンプでくみ上げ切れない汚染水が残っており、貯水槽の底部がゆがむと地中に漏れる恐れもある。東電は現在、水を注入し残った汚染水を薄める作業をしている。

海水を保管していた4号貯水槽も最大約15センチ隆起していた。東電は両貯水槽の上部に砂利を敷き詰め、重さで隆起を抑える対策を取る。

貯水槽は7つあるが、他の貯水槽で隆起は確認されていない。

( 2013/08/14 08:36 カテゴリー:主要 )

地下貯水槽が隆起 第一原発で地下水押し上げか | 県内ニュース | 福島民報

2013年8月12日月曜日

福島第一、作業員10人に放射性物質の汚染確認

東京電力は12日、福島第一原子力発電所の20~50歳代の男性作業員10人に、放射性物質による身体汚染が見つかったと発表した。

同原発では、作業員の熱中症対策のため、作業拠点の免震重要棟前で水を噴霧している。10人は移動用のバスを待っている間、この霧を浴びた可能性が高く、東電は、霧に放射性物質が混じっていたとみて原因を調べている。

噴霧装置は敷地西側にある浄水場の水を使っているが、浄水場の水からは放射性物質は検出されなかった。

東電によると、同日午後0時半頃、同棟前にある放射性物質の測定器で、周辺の空気が汚染されているのを示す警報が出た。その後、作業員10人が同原発を出ようとして検査を受けた際、頭や上半身の表面に汚染が確認された。内部被曝ひばくはなかった。

同棟前では、汚染が少なくなったため、防護マスクなどの着用は義務づけられていない。

(2013年8月12日15時29分 読売新聞)

福島第一、作業員10人に放射性物質の汚染確認 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

2013年8月5日月曜日

福島第1の汚染地下水、遮水壁上回った可能性高い=原子力規制庁

2013年 08月 5日 21:12 JST

[東京 5日 ロイター] - 原子力規制庁の金城慎司・東京電力福島第1原子力発電所事故対策室長は5日、東電(9501.T: 株価, ニュース, レポート)福島第1原発の放射能汚染地下水について、同社が汚染水の流出を防ぐために設けた地中の遮水壁を上回った可能性があると述べ、「緊急時」との認識を示した。

金城室長はロイターに対し、汚染された地下水は法的基準を超えて海に流出している可能性が高く、東電の地下水くみ上げ計画は一時しのぎにすぎないとの見方を示した。

また、汚染地下水が遮水壁を上回った可能性が高く、地表に上がってくる可能性を否定できないと述べ、現在は「緊急時」と指摘した。

汚染水問題の深刻化を受けて、原子力規制委員会は今月2日、「汚染水対策検討ワーキンググループ」を開き、規制委の更田豊志委員が早急な汚染水汲み上げを指示。東電は会合で、8月後半の汲み上げ開始の意向を示していたが、5日の定例会見で同社の今泉典之・原子力・立地本部長代理は、「今週末くらいから汲み上げを実施したい。検討作業を進めている」と明らかにした。

今のところ、汚染地下水の上昇によってどの程度の脅威が生じるかは不明。2011年3月の東日本大震災に伴う原発事故を受け、日本政府は東電に対し、緊急措置として数万トンの汚染水を太平洋に放出することを認めたが、近隣諸国や地元の漁業関係者から批判を受けた経緯があり、東電は地元の同意なく汚染水を放出しないと約束している。

福島第1の汚染地下水、遮水壁上回った可能性高い=原子力規制庁 | ビジネスニュース | Reuters

2013年8月4日日曜日

トリチウム

三重水素

三重水素は弱いβ線を放射しながらβ崩壊を起こしヘリウム3 (3He) へと変わる。半減期 は12.32年である[1]。

三重水素 - Wikipedia


追跡!真相ファイル 「低線量被ばく 揺らぐ国際基... 投稿者 kamaichi2002

2013年8月2日金曜日

トリチウム 海洋流出数十兆ベクレル 福島第1原発、東電が試算

2013.8.2 22:05

東京電力福島第1原発から高濃度の放射性物質を含む汚染水が海へ流出している問題で、東電は2日、平成23年5月から流出し続けたと仮定した場合、海へ流れ出た汚染水に含まれるトリチウム濃度が推計で最大約40兆ベクレルに上るとの試算を発表した。

保安規定上のトリチウムの年間放出基準値は22兆ベクレル。原発で発生するトリチウムは、濾過(ろか)などで取り除けないため、電力会社は原発ごとに基準値を定め、管理しながら海に放出している。原子炉の数や稼働率により幅はあるが、各地の原発でも年間数百億~100兆ベクレルが放出されている。東電は「保安規定の年間放出基準値と同程度だが、安全確認できていない状態での流出なので好ましくない」との見解を示した。

試算は、地下水流入量を基にした山側からと、港湾内の海水の移動量による海側からの2通りで算出。山側の推計では、2号機タービン建屋海側の観測用井戸で検出されたトリチウムの最大濃度1リットル当たり50万ベクレルで計算し、敷地内に流れ込む1日400トンの地下水が流出した場合、約40兆ベクレルとなった。海側の推計では港湾内の海水の移動量から約20兆ベクレルとなった。

東電はタービン建屋海側の地下水の状況をより詳細に把握するため、観測用井戸の数を現在の9本から27本に増設する計画も公表した。地下水の汚染が進んでいるとみられる1、2号機周辺で先行整備し、9月までにボーリング調査を終える方針だ。

東電は流出防止策として岸壁沿いの地中に薬剤(水ガラス)を注入し地盤を固めた「土の壁」設置を進めている。だが、海へ流出していた地下水をせき止めたことで地下水の水位が上昇、地表へあふれ出し壁を越えて海へ漏れ出る可能性がある。

■トリチウム 水素の放射性同位体で半減期は約12年。放射線のうちベータ線(電子の流れ)を発生させる。ガンマ線(電磁波)を出すセシウムよりも放射線は弱いが体内に大量に取り込むと影響が大きい。原子炉内で核分裂などによって生成されるが、自然界にも存在する。水の形態で存在するため、汚染水処理では放射性セシウムなどのように吸着させて除去することが難しい。

トリチウム 海洋流出数十兆ベクレル 福島第1原発、東電が試算+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

2013年7月27日土曜日

福島第一2号機 23億ベクレルの汚染水確認

2013年7月27日 夕刊

東京電力は二十七日、福島第一原発2号機のタービン建屋地下から延びるトレンチ(電源ケーブルなどを収納する地下トンネル)に、高濃度汚染水がたまっていることを確認したと発表した。事故発生直後の二〇一一年四月にトレンチを通じて海へ流出した高濃度汚染水の一部が残っていたと東電はみている。

トレンチは2号機のタービン建屋につながっており、水は二十六日に採取。放射性セシウムの濃度は一リットル当たり計二三億五〇〇〇万ベクレルで、半減期が約三十年のセシウム137は一六億ベクレル、半減期が約二年のセシウム134は七億五〇〇〇万ベクレルだった。

これと別に、ベータ線を出すストロンチウムなどの放射性物質も七億五〇〇〇万ベクレル検出された。

海洋流出の際の濃度に近く、地下水などで薄まっている現在の建屋地下の汚染水と比べると約四十倍の濃さになる。また、塩分濃度も高かった。これらの違いから、東電は事故直後の汚染水としている。

原子力規制委員会は、トレンチ内に汚染水があり、底部の砕石の層などから地中に染み出して海に汚染を広げる危険性があると指摘していた。

これを受けて東電が調査。東電は護岸を水ガラスで固めるなどの対策を行うほか、汚染水の抜き取りを検討している。しかし、汚染水が高い放射線を発することから、作業は難航が予想される。

東京新聞:福島第一2号機 23億ベクレルの汚染水確認:社会(TOKYO Web)

2013年7月23日火曜日

3号機建屋で再び湯気を確認 福島第1原発 昨夜の雨が原因か

産経新聞 7月23日(火)12時50分配信

東京電力は23日、福島第1原発3号機の原子炉建屋5階部分で湯気のようなものが出ているのを監視カメラで確認したと発表した。18日に湯気が確認されたのと同じ場所で、原子炉の温度や圧力などの計器に変化はなく、周辺の放射線量にも異常はない。

東電によると、同日午前9時5分ごろに湯気を確認。18日に湯気が確認された際に、東電は「隙間から雨水が入り、原子炉の熱で温められて湯気が出たとみられる」と説明していた。発生箇所の周辺は昨夜雨が降って湿度が高く、18日と似た状況だという。

原子力規制庁が現地保安検査官を通じて確認したところ、今回確認された湯気は、18日に発生した湯気に比べて薄い状態という。

3号機建屋で再び湯気を確認 福島第1原発 昨夜の雨が原因か (産経新聞) - Yahoo!ニュース

福島第1原発:東電、汚染水の海洋流出認める…5月以降

毎日新聞 2013年07月22日 21時49分(最終更新 07月23日 01時18分)

東京電力福島第1原発海側の観測井戸で高濃度の放射性物質が検出されている問題で、東電は22日、井戸の地下水位と海の潮位データとの関係を分析した結果「放射性汚染水を含む地下水が海へ流出している」との見解を発表した。2011年4月には2号機取水口付近などで高濃度汚染水が漏れる事故があったが、一連の収束作業で海洋流出を認めたのは初めて。東電は流出が始まったと確認できるのは「少なくとも、井戸の詳細な分析を始めた今年5月以降」と説明。流出量は「不明」としている。

東電は「汚染は放射性物質の流出を防ぐシルトフェンス内側に限られ、沖合の影響はない」と説明するが、風評被害など周辺漁業への影響は確実。汚染源は海側トレンチ(地下に設置した配管用トンネル)とみられ、東電は同日、残る汚染水を回収する処理計画を発表した。しかし、トレンチ内部には大量の汚染水が未処理のまま残り、完了時期は未定で、今後も海洋汚染が続く恐れがある。

東電によると、放射性物質が見つかった観測井戸の地下水を調べた結果、井戸の水位が周辺海域の潮位や降雨に従って増減することを確認。地下水と海水との「行き来」があると判断した。井戸は海から25メートル離れている。周辺の4本の井戸の水位は海面に比べて1.8〜2.25メートル高く、海へ漏れているとしている。

福島第1原発:東電、汚染水の海洋流出認める…5月以降- 毎日jp(毎日新聞)

2013年7月18日木曜日

3号機建屋上部から白い煙 福島第1原発、湯気? 数値に変化なし

2013.7.18 12:04

東京電力は18日、がれき撤去作業中の福島第1原発3号機の原子炉建屋5階部分から白い湯気のような煙が漂っていると発表した。原子炉や周辺の放射線量に変化はなく、東電が原因の確認を急いでいる。

東電によると、煙が漂っているのは、がれき撤去作業が行われている原子炉建屋5階(オペレーションフロア)の中央部付近。直下には原子炉と機器貯蔵プールがあるが、煙の発生元は不明で、煙はうっすらと漂っている状態という。敷地境界のモニタリングポストの値に変化はない。

同日午前8時20分ごろ、協力会社作業員が作業に取りかかる前に、遠隔操作の無人重機に設置された監視カメラの映像で発見した。

東電は「原因は不明。建屋内に雨水などが入り、原子炉の熱で温められて湯気が出ている可能性が考えられる」と説明している。

3号機原子炉建屋は水素爆発によって5階より上が吹き飛んだ状態で、がれき撤去を行っていた。

3号機建屋上部から白い煙 福島第1原発、湯気? 数値に変化なし - MSN産経ニュース

2013年7月16日火曜日

福島第一原発近くの港湾、放射性物質が高濃度に

東京電力は16日、福島第一原子力発電所3号機近くの港湾で、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が海水1リットルあたり1000ベクレル検出されたと発表した。

海水では、昨年12月に検出した同790ベクレルが、事故直後を除く最高値だった。現場は、放射性物質が周辺海域へ拡散するのを防ぐネット(水中カーテン)の内側。8日の測定では同72ベクレルだった。放射性セシウムの濃度も8日の40~50倍に上がった。

東電は「変動の範囲内の数値」とみているが、東京海洋大の神田穣太教授(化学海洋学)は「新たに放射性物質が陸側から漏れた可能性がある」と指摘。「濃度の変動が激しいので注視が必要だ」と話している。

(2013年7月16日23時22分 読売新聞)

福島第一原発近くの港湾、放射性物質が高濃度に : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

2013年7月9日火曜日

吉田元所長が死去=福島第1原発事故で陣頭指揮

東京電力福島第1原発の事故発生時の所長で、約8カ月にわたって収束作業の陣頭指揮を執った吉田昌郎(よしだ・まさお)氏が9日午前11時32分、食道がんのため東京都内の病院で死去した。58歳だった。

大阪府出身。東京工業大大学院で原子核工学を専攻し、1979年4月、東電に入社した。原子力部門を歩み、福島第1、第2原発に勤務。2010年6月、第1原発所長に就任した。

11年3月11日の事故発生後は、同原発の免震重要棟で陣頭指揮に当たった。首相官邸の意向を気にした東電幹部から、原子炉冷却のため行っていた海水注入の中止を命じられた際には、独断で続行を指示。行動は一部で高く評価された。

一方、事故直後の対応では、政府の事故調査・検証委員会などが判断ミスを指摘。原発の津波対策などを担当する原子力設備管理部長時代に、十分な事故防止策を行わなかったことも判明した。 

吉田元所長が死去=福島第1原発事故で陣頭指揮(時事通信社) - 国内 - livedoor ニュース

地下水セシウム濃度急上昇=港湾近く井戸で90倍に-福島第1、汚染拡大-東電

東京電力は9日、福島第1原発の観測用井戸で8日に採取した地下水から、セシウム134が1リットル当たり9000ベクレル、セシウム137が同1万8000ベクレル検出されたと発表した。5日に同じ場所から採取した地下水と比べ、濃度は約90倍に上昇しているという。

これまで比較的低い値にとどまっていたセシウムの濃度が急上昇したことで、改めて同原発の地下水で汚染が拡大していることが裏付けられた。

今回、セシウムが高濃度で観測された井戸は2号機タービン建屋より海側にあり、港湾からは約25メートル。5日にはストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が同90万ベクレル検出されていた。今回は同89万ベクレルだった。

ただ、5日のセシウム濃度は134が同99ベクレル、137が同210ベクレル。海側に設置された他の観測用井戸でも、これまでセシウムの値は低く、検出限界未満のことも多かった。

東電はその理由として「セシウムは土壌中に吸着されやすい性質のため」と説明していた。今回の濃度変化について、東電は現時点で調査中だとしつつ、「測定の際に汚染された泥が混入した可能性も考えられる」としている。

(2013/07/09-11:22)

汚染

2013年7月7日日曜日

海近くでトリチウム最高濃度=地下水で上昇、福島第1-東電

東京電力は7日、福島第1原発の港湾近くの観測用井戸で5日に採取した地下水から、1リットル当たり60万ベクレルの放射性トリチウム(三重水素)を検出したと発表した。これまでで最も高い濃度という。

この井戸は港湾から約6メートル西にあり、現在ある観測用井戸5カ所の中で最も海に近い。1日に同じ場所で採取した地下水のトリチウム濃度は同51万ベクレルだった。また、1~4号機取水口北側の海ではトリチウム濃度が上昇傾向を示しており、3日に採取した海水で同2300ベクレルと過去最高だった。

東電は「データを蓄積している段階で、海へ流出しているかどうかは判断できない」としているが、地下で汚染がどのように拡大しているか把握できていない状況だ。(2013/07/07-15:31)

時事ドットコム:海近くでトリチウム最高濃度=地下水で上昇、福島第1-東電

2013年7月3日水曜日

ネズミ侵入、電源車故障 福島第2原発

ネズミ侵入、電源車故障 福島第2原発

2013.7.3 20:43

東京電力福島第2原発の構内で非常用電源車にネズミが侵入し、充電器盤が故障していたことが分かった。東電が3日発表した。原発の通常電源も非常用ディーゼル発電機も使えなくなった場合に備えてガスタービン発電機を搭載した車両で、修理を急ぐとしている。

東電によると、2日午前、充電器盤の故障を知らせる警報が鳴った。体長15センチのネズミが電気回路に接触した状態で死んでおり、車両下部のケーブルを通す約3センチの隙間から侵入したらしい。

福島第2原発には故障したものを含め非常用電源車が2台あり、いずれも隙間を埋める処置をした。

ネズミ侵入、電源車故障 福島第2原発 - MSN産経ニュース

2013年6月24日月曜日

トリチウム

第1原発、海水のトリチウム上昇 事故後最高値

東京電力は24日、福島第1原発の海側にある観測用井戸の水から高濃度の放射性物質が検出された問題で、原発港湾内の海水のトリチウム濃度が上昇傾向にあると発表した。21日に採取した水からは1リットル当たり1100ベクレルが検出され、海水のトリチウムとしては事故後で最高値となった。

原子力規制委員会事務局の原子力規制庁は「原発がある陸側からの漏えいの可能性もあるが、データ数が少なく慎重に調べる必要がある」としている。東電は観測用井戸の水との関連を調べている。

2013/06/24 21:56 【共同通信】

第1原発、海水のトリチウム上昇 事故後最高値 - 47NEWS(よんななニュース)










三重水素

三重水素(さんじゅうすいそ)またはトリチウム (英語: tritium) は水素の同位体の1つであり、特に放射性同位体である。

β崩壊

三重水素は弱いβ線を放射しながらβ崩壊を起こしヘリウム3 (3He) へと変わる。半減期 は12.32年である。

三重水素 - Wikipedia

2013年6月19日水曜日

福島第一原発、地下水から高濃度ストロンチウム

http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/218.html 投稿者 赤かぶ

日時 2013 年 6 月 19 日 12:56:00

東京電力は、福島第一原発の2号機の海側で採取した地下水からストロンチウムなど高濃度の放射性物質が検出されたと発表しました。事故直後に海に漏れ出した極めて高濃度の汚染水が地中に染み込んだ可能性があるとしています。

福島第一原発では、港湾内の海水の放射性物質の濃度がなかなか下がらないため、1号機から4号機のタービン建屋の海側に井戸を掘り、地下水の濃度を採取し、調査しました。その結果、2号機のタービン建屋近くで先月採取した地下水から1リットル当たり50万ベクレルのトリチウムと1000ベクレルのストロンチウムが検出されたということです。

検出された場所は、事故直後のおととし4月、極めて高濃度の汚染水が海に漏れ出しているのが見つかった場所のすぐ近くで、東京電力はこのときの汚染水が地中に染みこんだ可能性があるとしています。

「閉止したところの一部の汚染水が残留している可能性を考えている」(東京電力の会見)

東京電力は、これまでのところ、海水中の放射性物質の濃度に大きな変化はないとしていますが、今後、薬液を注入し、地盤を改良するなどして、汚染水が海に漏れないよう対策を講じる方針です。

(19日11:23)

福島第一原発近くの地下水から極めて高濃度の放射性物質検出

福島第一原発近くの地下水から極めて高濃度の放射性物質検出

19.06.2013, 11:33

19日、東京電力は、福島第一原子力発電所2号機近くに掘った観測用井戸の地下水から、極めて高濃度の放射性物質、ストロンチウム及びトリチウムが検出されたと伝えた。それによると、1リットル当たりストロンチウム90は許容基準の30倍の1千ベクレル、トリチウムは500倍の50万ベクレル、それぞれ含まれていた。

その一方で東京電力は、原発周辺の海水の放射能レベルは変化していないと主張している。同社の専門家は、これらの放射性物質は、2011年春の原発事故の際、排出されたものだと見ている。

2号基の近くの井戸は、昨年12月、地下水汚染の状況を調査するため掘られたもの。

現在専門家らは、これら危険な放射性物質が地下水に含まれるようになった原因の分析を試みている。

イタル・タス

福島第一原発近くの地下水から極めて高濃度の放射性物質検出: The Voice of Russia

会見開催のご案内(福島第一原子力発電所における2号機タービン建屋東側観の地下水調査結果について)|東京電力

2013年6月5日水曜日

第11回「県民健康管理調査」検討委員会(ノーカット版)

福島、子どもの甲状腺ガン 増加傾向

もし原発事故による被曝の影響がなければ「甲状腺ガンが増える」ということは起こらない。ところが、2012年の検査で3人が甲状腺ガン(少し多め)、2013年(今年、最近)の検査でそれが12人に増えた。

福島県や福島医大は「被曝による甲状腺ガンの発症は4年目から」という理由で今回のガンが被曝によるものではないと言っているが、これは「科学」や「医学」を知らない人の発言ならわかるが、非常識だ。

チェルノブイリの時、WHOは「被曝量から言って甲状腺ガンは発生しない」と2年後に発表したが6000人以上の子どもが犠牲になった。同じように福島原発事故では国連科学委員会が「福島原発では顕著な甲状腺ガンは増加しない」と2年後に発表した。

もともと低線量被曝と疾病の関係は明確ではないのに、政治的に被曝を増やす発言や発表が続いている。私たちは「わからないのだから、法令を守るべき」という原理原則にもとづき子どもたちに対する責任を果たそう!!

だいたい、工場を動かして汚いものがでても運転が許可されたり(核廃棄物と原発)、事故を起こして汚いものを漏らしても掃除にも来ないということ自体が日本人の誠実さに著しくもとるし、NHKもこれまでの報道態度と全く違う。長いものに巻かれろでは報道を止めた方が良い。

(平成25年6月5日)

武田邦彦 (中部大学): 福島、子どもの甲状腺ガン 増加傾向

2013年6月4日火曜日

東日本大震災:福島第1原発事故 タンク貯蔵の地下水にセシウム 海洋放出困難に

毎日新聞 2013年06月04日 東京朝刊

東京電力福島第1原発の原子炉建屋などに地下水が流入してたまり続けている放射性汚染水問題で、東電は3日、タンクに一時貯留している地下水から放射性セシウム137が1リットル当たり0・39ベクレル検出されたと発表した。地下水は建屋流入前にくみ上げて海に放出する計画が進み、当初は検出できない数値としていた。海洋放出の目安の同1ベクレルより低く、東電は「地元に丁寧に説明し、計画に理解を得たい」としている。しかし、漁業関係者の理解を得るのは一層困難になるのは確実だ。

原因について、測定対象となる水自体が周辺の放射線を遮ることを考慮していなかったためのミスと説明している。原子力規制委員会から、測定方法に問題があるのではないかとの指摘を受け、点検し発覚したという。半減期の短さなどから、放出計画の目安にしていないセシウム134も同0・22ベクレル検出された。

建屋には現在、地下水などの流入で1日400トンの汚染水が増加。このため、東電は流入量を抑えるため、地下水をくみ上げて一時貯留タンクで保管して検査し、問題がなければ放出する計画を策定している。

東電は5月、この一時貯留タンクの水について福島県漁連に検出限界値未満と説明、海洋放出に理解を求めた。だが、漁連は風評被害などを懸念し、合意にいたっていない。【鳥井真平】

東日本大震災:福島第1原発事故 タンク貯蔵の地下水にセシウム 海洋放出困難に - 毎日新聞 2013年06月04日 東京朝刊

2013年4月22日月曜日

汚染水問題「戦略見直すべきだ」 IAEA調査団長指摘

2013.4.22 19:48 (1/2ページ)

東京電力福島第1原発の廃炉作業を検証するため来日している国際原子力機関(IAEA)の調査団は22日、「汚染水管理のように放射性物質が漏洩(ろうえい)するような問題の対応を継続して改善すべきだ」などの助言を盛り込んだ報告書の概要を公表した。最終報告書は1カ月以内にまとめられ、政府は6月に見直す廃炉の工程表に反映させる。

都内で会見した調査団長でIAEA核燃料サイクル・廃棄物技術部長のフアン・カルロス・レンティッホ氏は「汚染水の問題が直面する最大の課題。東電は信頼性を向上させるために、包括的な戦略を見直すべきだ」と注文を付けた。

調査団は各国の専門家13人。事故後、廃炉に特化したIAEA調査団の受け入れは初めてで、廃炉作業の進捗(しんちょく)状況などを評価した。

報告書では、廃炉計画を「最も複雑な課題に対し論理的で合理的」と一定の評価を与えた上で、レンティッホ氏は「さらに安定させるために、仮設の機器を恒久的なものに置き換える必要がある。不具合が発生した場合は、迅速に(問題を)突き止める能力と、対応する能力を備えることが大切だ」と指摘した。

特に、汚染水問題について報告書は「敷地境界での放射線レベルを適切に分析すること」と記載。レンティッホ氏は汚染水をためるタンクの放射線モニタリングを強化するよう助言した。

調査団は今秋にも再来日する予定で、溶け落ちた核燃料の取り出しなど長期的な課題を検討する。

■IAEA調査団が指摘したポイント

  • 日本は福島第1原発の廃炉にタイムリーに取り組んでおり、損傷燃料取り出しという最も複雑な課題に対し、論理的で合理的な計画を持っている
  • 東電は汚染水の放射性物質と塩分を取り除くための先進的な技術の導入に成功した
  • 政府と東電は国民へのコミュニケーションの重要性を認識している
  • 東電は安全上重要なシステムの信頼性を向上させ、外的リスクからの防護を向上させるための努力を継続するべきだ
  • 汚染水の貯蔵によって生じている課題に対する対応を、継続して改善していくべきだ

汚染水問題「戦略見直すべきだ」 IAEA調査団長指摘+ - MSN産経ニュース

東京電力福島第1原発の廃炉作業の検証を終え、記者会見するIAEAのフアン・カルロス・レンティッホ調査団長=22日午後、東京・内幸町
記者会見に臨むIAEA調査団のレンティッホ団長(右)(東京都千代田区で)=松本剛撮影(2013年4月22日20時06分 読売新聞)

福島第一、また配電盤にネズミ 点検のため冷却一時停止

東京電力は22日、福島第一原発2号機の使用済み燃料プールの冷却装置の変圧器の端子の近くでネズミの死骸が見つかったと発表した。停電はしていないが、東電は点検のため、午前11時半過ぎに冷却装置を停止した。3~4時間ほど止める予定。

停止時の2号機のプールの水温は13・9度。冷却を止めると1時間に0・18度上昇するという。第一原発では3月、ネズミが配電盤の端子に接触して大停電が起きた。今回死骸が見つかったのは別の機器。東電は小動物が入らないように作業を進めていた。

2013年4月22日13時8分

朝日新聞デジタル:福島第一、また配電盤にネズミ 点検のため冷却一時停止 - 社会

2013年4月17日水曜日

IAEA調査団、福島原発視察 廃炉作業を検証

2013/4/17 22:27

来日中の国際原子力機関(IAEA)の調査団が17日、東京電力福島第1原発に入り、原子炉建屋のほか、放射性物質に汚染された水が漏れた地下貯水槽などを視察した。廃炉に向けた作業を検証し、22日に評価結果の概要を発表する。

東電によると、調査団のフアン・カルロス・レンティッホ団長は、免震重要棟で東電社員らに「廃炉に向けてしっかり頑張ってほしい」と激励。バスの車内から、汚染水から放射性物質を取り除く「多核種除去設備(ALPS)」などを見て回った。調査団は、汚染水漏れについても助言する予定。〔共同〕

IAEA調査団、福島原発視察 廃炉作業を検証  :日本経済新聞

2013年4月15日月曜日

海底土からプルトニウムを検出 福島第1原発の港湾内

京電力は15日、福島第1原発港湾内で採取した海底の土から、1キログラム当たり約1・4ベクレルのプルトニウムを検出したと発表した。土は昨年7月23日に港湾内の1号機東側で採取し、東電が分析していた。

東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は「事故に由来するものだが、微量で健康に影響はない」としている。

半減期が約2万4000年のプルトニウム239と同約6600年の240を合わせた濃度が土1キログラム当たり1・2ベクレル。半減期約88年の238は同0・21ベクレルだった。

東電によると、第1原発港湾内の海底土からプルトニウムが検出されるのは2011年11月の採取に続き2度目。前回は、4号機前の海底土から239と240が0・76ベクレル、238が0・74ベクレル検出された。事故前の原発近海の239と240は、0・17~0・56ベクレルだったという。

[ 2013年4月15日 22:29 ]

海底土からプルトニウムを検出 福島第1原発の港湾内 ― スポニチ Sponichi Annex 社会

2013年4月6日土曜日

福島第一原発 汚染水の移送開始

4月6日 11時53分

東京電力福島第一原子力発電所で、地下の貯水槽から汚染水が漏れ出たトラブルで、東京電力は6日朝から、ポンプ4台を使って汚染水を隣の貯水槽に移す作業を始めました。 移送を終えるまでに、順調にいって5日以上かかる見込みです。

汚染水が漏れ出たのは、福島第一原発の敷地内の地盤を掘り下げて地下に設置している貯水槽の1つで、今月3日から5日にかけて、貯水槽の外側の地盤などで放射性ストロンチウムなどが検出され、水位の変化などから、これまでに120トンほどが漏れ出たとみられています。
東京電力は、貯水槽の内側に貼ってある遮水シートの機能が低下したことが原因とみて、今後も漏れ出すおそれがあることから、6日午前5時40分すぎから、据え付けのポンプを使って、隣の貯水槽に汚染水を移す作業を始めました。
その後、ポンプの台数を増やし、4台のポンプで合わせて1時間当たり100トンのペースで移しているということで、移送を終えるまでに、順調にいって5日以上かかる見込みだということです。
東京電力によりますと、貯水槽の付近に排水溝はなく、海から800メートルほど離れていることから、今回、漏れ出た汚染水が直接海に流れ出てはいないとしていますが、移送を終えるまでの間、さらに漏えいは続く見込みで、周辺の地盤で放射性物質の濃度の測定などを行い、水漏れの状況や環境への影響を監視するとしています。

福島第一原発 汚染水の移送開始 NHKニュース

汚染水、漏出か 福島第一 地下貯水槽から

東京電力は5日夜、福島第一原発の敷地内にある放射能汚染水をためる地下貯水槽から汚染水が漏れた可能性が高いと発表した。東電は漏水量や漏れた原因を調べている。貯水槽の周囲の地盤や地下水に汚染水がしみ出ている可能性があるという。

東電が5日、地下を掘って造った貯水槽(縦60メートル、横53メートル、深さ6メートル)の内側に設けられた三重の防水シートのうち、2枚目と3枚目の間の水を採取して調べたところ、1立方センチメートルあたり6千ベクレルの放射能を検出した。

地下貯水槽は事故で溶けた燃料を冷やして出る放射能汚染水を放射能除去装置で処理した後の水をためる水槽。3日、三重シートの外側の水たまりで同10ベクレル程度の放射能が検出されていたため、東電が水質を調べていた。貯水槽の外に汚染水が漏れている可能性があるため、原子力規制委員会は5日夜、貯水槽の水を他に移すよう指示した。

朝日新聞デジタル:汚染水、漏出か 福島第一 地下貯水槽から - 社会

福島第一「地下貯水槽」から汚染水漏れ

東京電力は5日、福島第一原子力発電所で、地面を掘って遮水シートを敷いた形の「地下貯水槽」から、汚染水が漏れた可能性があると発表した。

シートと土壌の間にたまった水から、1立方センチあたり10ベクレル以上の放射性物質が検出された。貯水槽には、低濃度汚染水から塩分などを取り除く「淡水化」によって生じる濃縮塩水をためている。東電は、シートが破れるなどして漏れ出たとみて調べている。

貯水槽は、掘った穴を三重構造のシートで覆って作ったもので、容量は1万4000立方メートル(縦60メートル、横53メートル、深さ6メートル)。2月1日から貯水を始めていたが、シートと地面の間にたまった地下水を今月3日に採取し、検査した結果、放射性物質が検出された。これまでの定期検査では、検出されていなかったという。水の漏出量は不明。また、最も外側のシートと真ん中のシートの間にも水がたまっており、5日に分析した結果、同6000ベクレルの放射性物質が検出された。

(2013年4月6日01時26分  読売新聞)

福島第一「地下貯水槽」から汚染水漏れ : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

2013年3月22日金曜日

小動物、巨大システム“食う” 東電側が初謝罪

2013.3.22 00:20 [原発]

東京電力福島第1原発で停電が発生し、燃料貯蔵プールの冷却装置などが最大で約29時間停止した問題で、東京電力福島復興本社の石崎芳行代表が21日、福島県庁で記者会見し、「大変な心配と迷惑をお掛けし、深くおわびする。一日も早く原因を究明し、対策を講じる」と謝罪した。

停電後、プールの水温は1、3、4号機と共用プールで最大で1・5~6・1度上昇した。復旧後の21日午後5時時点で最大時から、1号機0・5度▽3号機1・9度▽4号機2・0度低下。共用プールも同午後4時現在で8・6度低下した。トラブル前に戻るには数日かかるとみられる。

仮設配電盤内部にネズミのような小動物の死骸があり、小動物の感電が原因との見方が強まっているが、仮設配電盤の扉は外部とケーブルでつなぐための隙間があり、小動物はこの隙間から侵入したとみられる。

過去にも、鳥やカメ、ヘビといった小動物が、鉄道や航空など巨大システムに影響を及ぼしたトラブルは少なくない。

よく知られているのは、航空機に鳥が衝突する「バードストライク」。エンジンに吸い込まれると、機器類を破損し事故につながることもある。

2009年に米ニューヨークで米航空機がハドソン川に不時着した事故で、その危険性が広く知られるようになった。昨年5月にも、羽田発三沢行きの日航機でエンジンに鳥が衝突、引き返すトラブルが発生した。

鳥は鉄道にとっても“天敵”だ。パンタグラフにハトやカラスが接触、感電することによって停電を引き起こすケースも多い。平成22年5月には山陽新幹線にハトが衝突したことが原因とみられる停電が起きた。

昨年8月、福岡県のJR香椎線で信号が赤のまま変わらないトラブルが起きた原因は、カメだった。線路を切り替えるポイント部分に体長約15センチのカメ1匹がはさまり死んでいた。

13年9月に茨城県のJR常磐線で停電が起き、特急が高萩駅で立ち往生したのは、トンネル内の架線に体長約1メートルのヘビがからまり感電死したことが原因だった。20年5月にも、送電線の鉄塔の先端部分に体長約1メートルのヘビがからまり感電し、山梨県富士吉田市など5市の計8万2400世帯で停電が起きた例がある。

【福島第1原発停電】小動物、巨大システム“食う” 東電側が初謝罪 - MSN産経ニュース

福島第1原発の停電について、記者会見で質問に答える東京電力福島本社の石崎芳行代表=21日午後、福島県庁

2013年3月18日月曜日

福島第一原発で停電、燃料プールの冷却装置停止

東京電力と原子力規制庁によると、18日午後7時頃、福島第一原子力発電所の免震重要棟などで停電が発生した。

事故収束作業の指揮所となっている免震重要棟の電源はすぐに回復し、原子炉の温度監視などに問題はなかった。しかし、停電で一部の電源システムに異常が起き、1、3、4号機で使用済み核燃料の一時貯蔵プールの冷却装置が同日午後9時40分現在、停止している。

3基のプールには、計2500本の使用済み燃料が収容されている。プールの温度は最も高い4号機で約25度。冷却が止まっても、現在の温度上昇は小さく、管理上限の65度に達するまでに、約4日間の余裕があるという。このほか、汚染水処理装置も止まった。

原子炉の注水は継続し、周辺の放射線データにも変動はない。東電は原因を調査している。

(2013年3月18日23時00分 読売新聞)

福島第一原発で停電、燃料プールの冷却装置停止 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

2013年1月7日月曜日

突然死