2013年10月28日月曜日

第1原発、4万5千ベクレル検出 再び上昇、排水溝から

東京電力は27日、福島第1原発の汚染水を貯蔵する地上タンクで約300トンの水漏れがあった「H4」エリア付近の排水溝で27日に採取した水から、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり最大4万5千ベクレル検出されたと発表した。

26日採取分では低下傾向にあったが、再び上昇した。東電は、放射性物質が付着した周辺の土壌が、雨で流れ込んだことが原因とみている。過去最高値は、23日採取分の14万ベクレル。

東電は測定地点の下流を土のうでせき止めており、海への影響はないとしている。

2013/10/28 00:03   【共同通信】

第1原発、4万5千ベクレル検出 再び上昇、排水溝から - 47NEWS(よんななニュース)

<9月15日の福島第一原発> 3号機から湯気確認後、汚染水タンク周辺の囲いの中の水があふれ、土のうも流出…追記あり - みんな楽しくHappy♡がいい♪

2013年10月22日火曜日

核燃料取り出し開始 6号機、プールに移送

東京電力は21日、福島第一原発6号機原子炉から核燃料を取り出し、使用済み燃料プールへの移送を始めた。東日本大震災以降、同原発1~6号機の原子炉から燃料を取り出すのは初めて。

6号機原子炉には計764体の燃料があり、11月下旬までに全て移す。燃料を集約させることで、冷却などの維持管理を簡素化できるという。作業は、燃料から放出される放射線を遮るため水中で行っている。専用のクレーンでつり上げ、同号機内の燃料プールに移している。

6号機は震災発生時、5号機とともに定期検査中で運転を停止していた。外部電源を一時失ったが、6号機の非常用発電機が津波被害を受けず作動したため、燃料の冷却機能は維持された。5号機の燃料は平成26年度上期に取り出す予定。

一方、1~3号機は溶けた燃料の状態が全く分かっていない。4号機は原子炉内に燃料がなかった。

( 2013/10/22 10:56 )

核燃料取り出し開始 6号機、プールに移送 | 県内ニュース | 福島民報

2013年10月21日月曜日

福島第一 堰の水12カ所あふれる 汚染水、外洋流出濃厚

東京電力は二十日、降雨の影響で、福島第一原発の地上タンク群に設けた漏水防止用の堰(せき)から雨水があふれ出したと発表した。放射性物質を含んだ汚染水が外洋につながる付近の排水溝に流れ込み、外洋に流れ出た可能性が否定できないという。

東電は漏れた量や放射性物質の濃度を調べるとともに、他のタンク群の堰から雨水があふれていないか監視を強める。

あふれ出たのは全部で23カ所ある地上タンク群のうち、H2南、H2北、G3東、G6南、G6北、H4、H4東、H1東、E、H8北、H8南、H3と呼ばれるタンク群12カ所の堰。

「H2南」では、六日に採取された堰内の水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が一リットル当たり二万九〇〇〇ベクレルと高濃度で検出されていた。

東電によると、この日は先週の台風26号による大雨で堰にたまっていた水を別のタンクに移す作業をしていた。午後二時ごろから、想定の一日当たり三〇~四〇ミリを上回る一時間当たり三〇ミリの降雨があったため、あふれたとしている。

原子力規制委員会は台風などで堰に水がたまった場合、セシウム134は一リットル当たり一五ベクレル、セシウム137は二五ベクレル、ストロンチウム90は一〇ベクレルをそれぞれ下回り、ガンマ線を出すほかの放射性物質が未検出などの場合のみ排出を認めている。東電は降雨で堰に水がたまっているため、基準を下回る雨水の排出をしている。

これらの基準は通常の原発運転時で放出される冷却水に含まれる放射性物質の法定基準値未満となっている。

東京新聞:福島第一 堰の水12カ所あふれる 汚染水、外洋流出濃厚:社会(TOKYO Web)

2013年10月18日金曜日

井戸水から40万ベクレル=タンク北で急上昇6500倍-福島第1

東京電力福島第1原発の汚染水漏れ問題で、東電は18日、汚染水300トンが漏れたタンクの北側にある観測井戸で17日に採取した水から、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり40万ベクレル検出されたと発表した。16日採取分に比べ約6500倍に急上昇し、過去最高値となった。

東電は「以前から高い値が検出されているトリチウムに比べ、移動が遅いストロンチウムなどが後から到達した可能性もあるが、変動が大き過ぎる」と説明。新たな漏えいについては否定した。

東電は汚染水の増加対策として、タンクから約100メートル海側に別の井戸を掘り、地下水が原子炉建屋に流れ込んで汚染される前にくみ上げ、海に放出する計画を立てている。タンク近くで放射性物質濃度が急上昇したことで、地下水汚染の懸念が強まり、計画に影響を与える可能性もある。

(2013/10/18-12:08)

時事ドットコム:井戸水から40万ベクレル=タンク北で急上昇6500倍-福島第1

2013年10月11日金曜日

福島第一原発、港湾外の海水からも放射性物質

東京電力は10日、福島第一原子力発電所の港湾外で8日に採取した海水から、放射性物質のセシウム137を1リットルあたり1・4ベクレル(国の放出限度は同90ベクレル)検出したと発表した。

10日の採取では再び検出限界値を下回り、東電は環境への影響はないとみている。

検出されたのは沖合約1キロで、港湾から外に出てすぐの地点。東電は、海洋汚染への不安が高まったのを受け、8月からこの地点での調査を始めた。セシウムは、港湾外の他の地点では検出されていたが、港湾内からの汚染拡大を監視する今回の地点では初めて。

東電は「港湾内など周辺で急に濃度が高くなったわけではない。(初めて検出された原因は)引き続き調査する」と説明している。

(2013年10月11日00時33分  読売新聞)

福島第一原発、港湾外の海水からも放射性物質 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)