2014年07月14日 22時38分(最終更新 07月14日 23時51分)
東京電力福島第1原発で昨年8月のがれき撤去時に放射性物質が飛散し、20キロ以上離れた福島県南相馬市の水田を汚染した可能性がある問題で、東電は14日、同原発からの放射性セシウムの総放出量を最大4兆ベクレルと試算していたことを明らかにした。しかし「かなり大づかみな計算」として公表せず、市にも伝えていなかった。
東電によると、敷地内や同県双葉、浪江町のモニタリングポストで実測した空間放射線量の上昇度合い、気象データを基に放出量を試算。がれき撤去で放出されたのは1時間当たり1000億〜1兆ベクレルで、放出時間は計4時間と推定した。4兆ベクレルは、事故後の福島第1原発から1日に放出される放射性セシウムの1万倍以上に上る。
南相馬市には、セシウムが最大で1平方センチ当たり0・04ベクレルが沈着したと見積もった。東電は「極めて微量な放射性物質が南相馬まで到達した可能性は否定できない」と説明しつつも、同市のコメから基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超えるセシウムが検出されたこととの因果関係については「事故直後の放射性物質によるものかもしれず、断定できない」としている。
東電は農水省の要請で、この試算を実施。4月に農水省に結果を伝え、6月には県にも情報提供したという。【岡田英】
2014年7月14日月曜日
福島第1:放出量は最大4兆ベクレル がれき撤去で東電
2014年7月6日日曜日
燃料貯蔵プール冷却、一時停止へ 福島第1原発5号機
2014.7.6 15:16
東京電力は6日、福島第1原発5号機で、冷却のためくみ上げた海水を流す配管に漏洩(ろうえい)が見つかり、漏洩カ所を調べるため、994体の燃料を冷却している燃料貯蔵プールの冷却を一時停止すると発表した。
東電によると、同日午前11時10分ごろ、パトロールによって、燃料貯蔵プールなどで使う冷却水を冷やす海水が流れる配管で漏洩が発覚。漏洩カ所を特定するため系統を停止するため、一時的にプールの冷却も止めることになった。
プールの水温は現在23度。冷却を止めた場合、1時間当たり約0.2度上昇するが、運転上の制限値である65度に到達するまで約9日間の余裕があるため、東電は「燃料の冷却への影響はない」としている。
5号機の燃料貯蔵プールには未使用燃料48体、使用済み燃料946体が冷却されている。548体の燃料が装填(そうてん)されたままになっている原子炉の冷却は、別系統の配管を使っているため影響はない。
2014年5月28日水曜日
福島第1原発:1号機の汚染水、漏えい箇所特定…2カ所目
毎日新聞 2014年05月27日 21時06分(最終更新 05月27日 21時22分)
東京電力は27日、福島第1原発1号機の格納容器下部にある圧力抑制室の外側の配管に、汚染水の漏えい箇所を確認したと発表した。1号機で漏えい箇所を特定したのは、昨年11月に続き2カ所目。
漏えいがあったのは、格納容器の圧力を調節するために設けられた配管。管が伸縮する部分の保護カバー(外径約80センチ)のボルト穴から水漏れしている様子がカメラで確認された。東電は28日も1号機建屋内の調査を実施する。【斎藤有香】
2014年5月20日火曜日
福島第1原発、汚染水浄化装置が全基停止
2014/5/20 12:19
東京電力は20日、福島第1原子力発電所の汚染水浄化装置「ALPS」で唯一動いていた1系統でも水が白濁する故障があり、処理を停止したと発表した。ALPSは全部で3系統あるが、汚染水から放射性物質を取り除く処理が全くできない状態となった。
同日午前、1系統の処理水が白く濁り、カルシウム濃度の上昇を確認。別の1系統でも17日に同様のトラブルが発生し、処理を停止した。原因は調査中だがフィルターの不具合などの可能性がある。残る1系統も修理のため長期停止している。
ALPSは1系統あたり1日250トンの汚染水を処理する能力がある。東電はタンクに保管している汚染水の浄化を今年度内に終える目標を掲げているが、ALPSの停止が長引けば達成が危うくなる。
福島原発で浄化装置ALPS(アルプス)に異常が発生!3系統全てを緊急停止!汚染水の濃度が下がらず! - 真実を探すブログ
2014年4月16日水曜日
高濃度汚染水漏えい 第1原発ALPSで洗浄使用の7トン
東京電力は16日、福島第1原発の汚染水処理設備「多核種除去設備(ALPS)」のA~Cの3系統のうちB系統で、設備の洗浄作業に使った水がタンクから漏えいしたと発表した。漏えいした水の量は推定約7トンで、ベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり380万ベクレルと極めて高い濃度で検出された。東電は「建物内にとどまっており、外への流出はない」としている。
東電によると、タンクには設備を洗浄した水を一時的にためていた。あふれた水からは、セシウムも1リットル当たり9300ベクレル検出された。
漏えいした水による現場作業員の身体汚染は確認されていない。同日午後0時20分ごろにタンクの上部から水があふれ出ているのが見つかり、タンクに水を送るポンプを停止したところ、同1時25分ごろに漏えいが止まった。
福島民友新聞 最終更新:4月17日(木)11時0分
福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)におけるHICからの吸着材とろ過水の混合物のオーバーフローおよびクロスフローフィルタAスキッドの漏えい警報発生について(続報)
平成26年4月16日 東京電力株式会社
多核種除去設備(ALPS)におけるHICからのオーバーフローおよびクロスフローフィルタAスキッドの漏えい警報発生についての続報です。
本件は多核種除去設備(ALPS)B系の吸着塔3Bから吸着材用の高性能容器(HIC)へ吸着材を排出する作業中に、わずかな吸着材を含むろ過水がHICからオーバーフローしたものであることが分かりました。
オーバーフローの原因については、現在調査中です。
オーバーフローした水の分析結果は以下のとおりです。
- セシウム134:
- 2,600 Bq/L
- セシウム137:
- 6,700 Bq/L
- 全ベータ:
- 3,800,000 Bq/L(3.8×10^6 Bq/L)
また、詳細に現場を確認した結果、オーバーフロー範囲は約6m×約6m×深さ約3cmであり、オーバーフロー量は約1.1m3であることが分かりました。
今回の多核種除去設備(ALPS)におけるHICからのオーバーフローでの全ガンマ核種による放射能量は、約1.0×10^7Bq、全ベータ核種による放射能量は、約4.2×10^9Bqと算出しております。
また、「クロスフローフィルタAスキッド2近傍タメマス漏えい」警報が発生した件については、多核種除去設備(ALPS)におけるHICからのオーバーフローが原因であることが分かりました。
以 上
福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)におけるHICからの吸着材とろ過水の混合物のオーバーフローおよびクロスフローフィルタAスキッドの漏えい警報発生について(続報)|東京電力
2014年2月6日木曜日
ストロンチウム500万ベクレル=過去最高、昨年7月地下水-福島第1
東京電力は6日、福島第1原発1~4号機の海側にある観測用井戸で、昨年7月に採取した水から、過去最高値の1リットル当たり500万ベクレルのストロンチウム90を検出したと発表した。計測機器に設定ミスが発覚したため、過去にさかのぼって再測定していた。
東電によると、昨年7~8月にかけ、ストロンチウム90の濃度を示す値に不自然な点があることが判明したため、公表を見送っていた。今年2月5日、2カ所の計測所のうち1カ所で、数値を計算する際の係数設定が誤っていたことが判明し、未公表分の再測定を進めていた。
(2014/02/06-21:51)
2014年1月21日火曜日
福島第一原発3号機建屋で高濃度汚染水漏れ
福島第一原発3号機の建屋内で高濃度の汚染水が漏れていることがわかり、「東京電力」は「燃料を冷やした水が漏れている可能性が高い」と発表した。
東京電力によると、3号機の原子炉建屋1階の床で幅約30センチの水の流れができているのを、がれき撤去用のロボットが撮影した映像で確認したという。水は床の排水口に流れ込んだ後、地下にたまっているとみられ、建屋の外には漏れていないという。
水は「ストロンチウム」などベータ線を出す放射性物質が一リットル当たり2400万ベクレルと非常に高く、原子炉内の燃料を冷やした後の水が漏れている可能性が高いという。
東京電力は、格納容器の配管のつなぎ目の損傷部分などから漏れているものとみている。
3号機 冷却水が格納容器から漏れたか
1月20日 5時12分
東京電力福島第一原子力発電所3号機の原子炉建屋1階の床を流れている水を調べたところ、放射性物質の濃度が高く、メルトダウンした燃料を冷やした水が格納容器から漏れている可能性が高いことが分かり、東京電力では、詳しい漏えい箇所などを調べることにしています。
福島第一原発3号機では18日、原子炉建屋1階の床に幅30センチほどの水の流れがあり、継続的に排水口に流れ込んでいる様子をがれきの撤去作業をしていたロボットのカメラが捉えました。東京電力が調べた結果、1リットル当たりの放射性物質の濃度はストロンチウムなどのベータ線と呼ばれる放射線を出す放射性物質が2400万ベクレル、セシウム137が170万ベクレルと建屋の地下にたまっている汚染水の値に近い、高い濃度であることが分かりました。水の温度はおよそ20度で、原子炉の底の温度とほぼ同じだということです。東京電力は、「地下にたまった汚染水よりやや濃度が低いが、何らかのルートで格納容器から漏れ出した水と考えられる」と話しています。3号機ではメルトダウンした燃料を冷やすための水が原子炉に注がれ、格納容器の破損箇所から漏れて建屋の地下にたまっていますが、燃料の状態や格納容器の破損状況は分かっておらず、東京電力は詳しい調査を行うことにしています。
2013年12月21日土曜日
福島第一 タンク堰から1.6トン漏洩 基準9倍の汚染水
2013-12-22 14:00
東京電力は21日、福島第一原発の汚染水をためた地上タンクを囲む堰(せき)から、放射性物質を含む約1.6トンの水が外に漏れたと発表した。
東電によると、21日午後4時15分ごろ、地上タンク群のある「H5」エリアの西側で、堰の基礎の継ぎ目から水が漏れているのを東電社員が発見。午後6時ごろまでに土嚢やビニールシートを設置したが、それまでに最大1.6トンが地中に染み込んだとみられる。
漏れた場所の堰内の水を調べたところ、ストロンチウム90が1リットルあたり93ベクレル検出された。堰からの暫定的な排水基準は同10ベクレルで、9倍にあたる。
タンク内の汚染水はストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が同約3億6000万ベクレル含まれ、濃度が異なるうえ、水位にも変化がないため、東電はタンクからの漏洩はなく堰にたまった雨水が漏れたと分析。
堰内には10センチほどの雨水がたまっており、東電は仮設ポンプで別のエリアに雨水を移送。今後、漏洩の原因を調べるとしている。
2013年12月6日金曜日
原発建屋外で最高値の放射線量
12月7日 0時24分
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、放射性物質を含む気体を放出する作業、ベントに使われた排気筒という設備を、東京電力が調べた結果、放射線量が1時間当たり25シーベルトという極めて高い値に上ることが分かりました。この値は推定値ですが、建屋の外では最も高く、東京電力は作業員の立ち入りを禁止し、対策を検討しています。
東京電力は作業員の被ばく対策のため、福島第一原発の1号機と2号機に隣接する高さ120メートルの排気筒の周辺で放射線量を調べました。その結果、建屋と排気筒をつなぐ配管の地上80センチの部分で、放射線量が今も1時間当たり25シーベルトという極めて高い値に上ることが分かりました。この値は周辺の放射線量から算出した推定値ですが、浴びるとすべての人が死亡するとされる被ばく量におよそ20分で達します。排気筒は、おととしの事故で放射性物質を含む気体を放出する作業、ベントに使われたもので、東京電力は「配管内部に放射性物質が付着しているためではないか」と説明しています。福島第一原発では2号機の格納容器の中で1時間当たり72.9シーベルトという値が計測されていますが、排気筒の値は建屋の外では最も高くなりました。排気筒では、周囲の鋼材の骨組みに、地震の影響とみられる破断やひび割れが見つかっていて、東京電力は周辺への作業員の立ち入りを禁止するとともに、補強や解体に向けた対策を検討しています。
20分未満で死亡…過去最高、屋外設備で放射線福島第一原発で、放射線量が毎時25シーベルトに上ると推計された配管(写真中央の少し右下で、上から下りてきた細い配管が右へ曲がる部分)=東京電力提供東京電力は6日、福島第一原子力発電所の屋外にある設備「主排気筒」の下部で、配管表面の放射線量が毎時約25シーベルトに上ると発表した。
周辺の計測値から推計したもので、屋外の放射線量としては過去最高値。人が浴びると20分足らずで死に至る強さだ。事故時に1号機の格納容器から強制排気(ベント)を行った際、排気中の放射性物質が配管内に残った可能性があるという。東電は今後、主排気筒や配管の撤去などを検討するが、「非常に高い線量で、新しい工法が必要になるかもしれない」という。
2013年11月18日月曜日
4号機 燃料取り出し開始
11月18日 15時38分
東京電力は福島第一原子力発電所4号機で午後3時18分から使用済み燃料プールから核燃料を取り出す作業を始めました。福島第一原発4号機の燃料プールには、強い放射線を出す使用済み燃料1331体を含む合わせて1533体の核燃料が保管されています。18日はこの内、未使用の新しい燃料の一部を燃料プール内でキャスクと呼ばれる輸送用の容器に移します。作業は燃料取り扱い機という設備を使って午後7時ごろまで行われます。燃料プールからの燃料取り出しの開始は、廃炉の工程表で最初のステップである第1期の完了と位置づけられ、40年かかるとされる廃炉の最初の大きな節目を迎えたことになります。
作業経験者の「使用済み燃料の搬出」説明がすごい!企業名などディテールがすごく、どの専門家より具体的だ!:ざまあみやがれい!
2013年10月28日月曜日
第1原発、4万5千ベクレル検出 再び上昇、排水溝から
東京電力は27日、福島第1原発の汚染水を貯蔵する地上タンクで約300トンの水漏れがあった「H4」エリア付近の排水溝で27日に採取した水から、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり最大4万5千ベクレル検出されたと発表した。
26日採取分では低下傾向にあったが、再び上昇した。東電は、放射性物質が付着した周辺の土壌が、雨で流れ込んだことが原因とみている。過去最高値は、23日採取分の14万ベクレル。
東電は測定地点の下流を土のうでせき止めており、海への影響はないとしている。
2013/10/28 00:03 【共同通信】
<9月15日の福島第一原発> 3号機から湯気確認後、汚染水タンク周辺の囲いの中の水があふれ、土のうも流出…追記あり - みんな楽しくHappy♡がいい♪
2013年10月22日火曜日
核燃料取り出し開始 6号機、プールに移送
東京電力は21日、福島第一原発6号機原子炉から核燃料を取り出し、使用済み燃料プールへの移送を始めた。東日本大震災以降、同原発1~6号機の原子炉から燃料を取り出すのは初めて。
6号機原子炉には計764体の燃料があり、11月下旬までに全て移す。燃料を集約させることで、冷却などの維持管理を簡素化できるという。作業は、燃料から放出される放射線を遮るため水中で行っている。専用のクレーンでつり上げ、同号機内の燃料プールに移している。
6号機は震災発生時、5号機とともに定期検査中で運転を停止していた。外部電源を一時失ったが、6号機の非常用発電機が津波被害を受けず作動したため、燃料の冷却機能は維持された。5号機の燃料は平成26年度上期に取り出す予定。
一方、1~3号機は溶けた燃料の状態が全く分かっていない。4号機は原子炉内に燃料がなかった。
( 2013/10/22 10:56 )
2013年10月21日月曜日
福島第一 堰の水12カ所あふれる 汚染水、外洋流出濃厚
東京電力は二十日、降雨の影響で、福島第一原発の地上タンク群に設けた漏水防止用の堰(せき)から雨水があふれ出したと発表した。放射性物質を含んだ汚染水が外洋につながる付近の排水溝に流れ込み、外洋に流れ出た可能性が否定できないという。
東電は漏れた量や放射性物質の濃度を調べるとともに、他のタンク群の堰から雨水があふれていないか監視を強める。
あふれ出たのは全部で23カ所ある地上タンク群のうち、H2南、H2北、G3東、G6南、G6北、H4、H4東、H1東、E、H8北、H8南、H3と呼ばれるタンク群12カ所の堰。
「H2南」では、六日に採取された堰内の水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が一リットル当たり二万九〇〇〇ベクレルと高濃度で検出されていた。
東電によると、この日は先週の台風26号による大雨で堰にたまっていた水を別のタンクに移す作業をしていた。午後二時ごろから、想定の一日当たり三〇~四〇ミリを上回る一時間当たり三〇ミリの降雨があったため、あふれたとしている。
原子力規制委員会は台風などで堰に水がたまった場合、セシウム134は一リットル当たり一五ベクレル、セシウム137は二五ベクレル、ストロンチウム90は一〇ベクレルをそれぞれ下回り、ガンマ線を出すほかの放射性物質が未検出などの場合のみ排出を認めている。東電は降雨で堰に水がたまっているため、基準を下回る雨水の排出をしている。
これらの基準は通常の原発運転時で放出される冷却水に含まれる放射性物質の法定基準値未満となっている。
2013年10月18日金曜日
井戸水から40万ベクレル=タンク北で急上昇6500倍-福島第1
東京電力福島第1原発の汚染水漏れ問題で、東電は18日、汚染水300トンが漏れたタンクの北側にある観測井戸で17日に採取した水から、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり40万ベクレル検出されたと発表した。16日採取分に比べ約6500倍に急上昇し、過去最高値となった。
東電は「以前から高い値が検出されているトリチウムに比べ、移動が遅いストロンチウムなどが後から到達した可能性もあるが、変動が大き過ぎる」と説明。新たな漏えいについては否定した。
東電は汚染水の増加対策として、タンクから約100メートル海側に別の井戸を掘り、地下水が原子炉建屋に流れ込んで汚染される前にくみ上げ、海に放出する計画を立てている。タンク近くで放射性物質濃度が急上昇したことで、地下水汚染の懸念が強まり、計画に影響を与える可能性もある。
(2013/10/18-12:08)
2013年10月11日金曜日
福島第一原発、港湾外の海水からも放射性物質
東京電力は10日、福島第一原子力発電所の港湾外で8日に採取した海水から、放射性物質のセシウム137を1リットルあたり1・4ベクレル(国の放出限度は同90ベクレル)検出したと発表した。
10日の採取では再び検出限界値を下回り、東電は環境への影響はないとみている。
検出されたのは沖合約1キロで、港湾から外に出てすぐの地点。東電は、海洋汚染への不安が高まったのを受け、8月からこの地点での調査を始めた。セシウムは、港湾外の他の地点では検出されていたが、港湾内からの汚染拡大を監視する今回の地点では初めて。
東電は「港湾内など周辺で急に濃度が高くなったわけではない。(初めて検出された原因は)引き続き調査する」と説明している。
(2013年10月11日00時33分 読売新聞)
2013年9月26日木曜日
トリチウム17万ベクレル=最高値再検出、漏えいタンク北-福島第1
東京電力福島第1原発のタンクから高濃度汚染水が漏れた問題で、東電は26日、漏れたタンクの北側にある観測用井戸で24日に採取した地下水から、放射性物質のトリチウムが1リットル当たり17万ベクレル検出されたと発表した。漏えいタンク付近で採取した地下水のトリチウム濃度の最高値。同井戸の地下水からは今月中旬も17万ベクレルを検出しており、東電は再上昇した原因について「分からない」としている。
(2013/09/26-12:07)
2013年9月19日木曜日
福島第1原発:1日計約600億ベクレル、外洋に放出
毎日新聞 2013年09月19日 03時12分
◇気象庁研究官 IAEAフォーラムで報告
東京電力福島第1原発の汚染水問題をめぐり、気象庁気象研究所の青山道夫主任研究官は18日、国際原子力機関(IAEA)の科学フォーラムで、原発北側の放水口から放射性物質のセシウム137とストロンチウム90が1日計約600億ベクレル、外洋(原発港湾外)に放出されていると報告した。
セシウム137の半減期は約30年、ストロンチウム90は約29年。原子炉建屋地下からいったん港湾内に染み出た後、炉心溶融を免れた5、6号機の取水口から取り込まれ、北側放水口から外洋に放出されている。東電は「法定基準以下の濃度と確認して放水しており問題ない」としている。(共同)
2013年9月5日木曜日
福島第1、汚染水が地下水に到達か タンク漏洩で
2013/9/5 21:23
東京電力は5日、福島第1原子力発電所で約300トンの高濃度汚染水が漏れた地上タンク付近で、地下水からストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり650ベクレルの濃度で検出されたと発表した。「汚染水が地下水に到達した可能性がある」としている。
タンク漏洩問題で地下水の汚染が確認されたのは初めて。政府が汚染水対策の柱の一つとして挙げる「地下水バイパス」のくみ上げ井戸が付近にあり、井戸の水が汚染される恐れが出てきた。
東電によると、漏洩があった「H4」エリアのタンクから、南に十数メートル離れた場所に掘った井戸で、4日に地下水を採取した。タンク内にあった汚染水の放射性物質濃度より井戸で検出された値が低いことから、東電は雨水などで希釈されたとみている。
東電は「H4」のタンクから漏れた約300トンの大半が土壌に染み込み、一部が近くの排水溝から直接、海に流れ出たとみている。海への流出量は分かっていない。
タンクは「フランジ型」と呼ばれ、部材の接ぎ目をボルトで締めて組み立てる構造。同型の別のタンク表面で高い放射線量が計測されるなど、漏洩の疑いが相次いでおり、東電は今後、安全性の高い溶接型タンクを増設して汚染水を移し替える計画を立てている。
「地下水バイパス」は原子炉建屋地下などに流れ込む1日400トンの地下水を抑制するため、建屋山側で地下水をくみ上げ海に放出する計画。政府は地下水流を遮断する「凍土遮水壁」とともに汚染水対策の柱に挙げている。〔共同〕
2013年8月21日水曜日
福島原発の汚染水、海流出の可能性 東電認める
2013/8/21 21:12
東京電力福島第1原子力発電所で地上のタンクから高濃度の放射性物質を含んだ大量の汚染水が漏れ出た問題で東電は21日、汚染水が外洋に流れた可能性を初めて認めた。原発事故の国際的な事故評価の尺度をあてはめて厳しい判定が改めて出る見通しも強まり、事態は緊迫度を増している。
東電は21日に公表した資料で「排水路を経由した海洋への漏洩は今後も継続調査」する方針を明らかにした。関係者によると、排水路の側面に水が流れた跡があり、その場で極めて高い放射線量が検出されたため、汚染水が海に流れたのは確実とみられる。
排水路は堤防に囲まれた福島原発の湾内ではなく、外洋と直接つながっている。東電は相沢善吾副社長が現地に常駐し、汚染水対策を抜本的に見直す考えを示した。
「原子力規制委員会は問題を把握していたのか」「職員の増員は検討しているか」。21日の田中俊一委員長の記者会見で、海外メディアの質問が相次いだ。
海外では海洋汚染が広がることに懸念が強い。外交官出身で規制委の大島賢三委員は21日の会合で「韓国、欧米でも福島汚染水の問題が報道され始めている。国の名誉や評判にとっていいことではない」と指摘した。
田中委員長は21日、国際原子力事象評価尺度で「レベル3(重大な異常事象)」相当とする再評価案の決定を保留した。「福島第1原発の状況は海外に細かく発信したい」としながらも「お化け屋敷みたいに次から次へといろいろなことが起こる。(レベル)2だ3だとやっていくのは必ずしも適切ではない」と述べ、事態の推移をみながら国際原子力機関(IAEA)と慎重に協議する考えを示した。
福島第1原発では、通常の評価尺度を適用しにくいとの声もある。福島の事故では2011年4月に受けた「レベル7(深刻な事故)」の評価が現在も続いている。
規制委が21日夕に有識者らを集めて開いた作業部会で、東電は長期に漏れが続き、大半が土に染み込んだと推定。産業技術総合研究所の安原正也主任研究員は、汚染水が地下水に混じれば「(地下水を海に流す)地下水バイパス計画が破綻しかねない」と指摘した。
東電は漏れたタンクに残った汚染水を隣のタンクに今日中にも移送し、原因を突き止める作業を始めることも発表した。ただ規制委の更田豊志委員は「他のタンクにも疑いを持たざるを得ない」と語り、早急な総点検を求めた。
2013年8月14日水曜日
地下貯水槽が隆起 第一原発で地下水押し上げか
東京電力は13日、福島第一原発敷地内で4月以降に汚染水の漏えいが明らかになった地下貯水槽(3号貯水槽)の底部が、設置当初に比べて最大約40センチ隆起していると発表した。貯水槽周辺で放射性物質は検出されておらず、東電は隆起による汚染水の漏えいはないとしている。
東電によると、保管していた汚染水を地上タンクに移送した結果、5月以降の降雨で増えた地下水の浮力により貯水槽が押し上げられたとみられる。
今月10日に測定した結果、中央部分を中心に隆起が確認された。内部にはポンプでくみ上げ切れない汚染水が残っており、貯水槽の底部がゆがむと地中に漏れる恐れもある。東電は現在、水を注入し残った汚染水を薄める作業をしている。
海水を保管していた4号貯水槽も最大約15センチ隆起していた。東電は両貯水槽の上部に砂利を敷き詰め、重さで隆起を抑える対策を取る。
貯水槽は7つあるが、他の貯水槽で隆起は確認されていない。
( 2013/08/14 08:36 カテゴリー:主要 )