2014年4月16日水曜日

高濃度汚染水漏えい 第1原発ALPSで洗浄使用の7トン

東京電力は16日、福島第1原発の汚染水処理設備「多核種除去設備(ALPS)」のA~Cの3系統のうちB系統で、設備の洗浄作業に使った水がタンクから漏えいしたと発表した。漏えいした水の量は推定約7トンで、ベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり380万ベクレルと極めて高い濃度で検出された。東電は「建物内にとどまっており、外への流出はない」としている。

東電によると、タンクには設備を洗浄した水を一時的にためていた。あふれた水からは、セシウムも1リットル当たり9300ベクレル検出された。

漏えいした水による現場作業員の身体汚染は確認されていない。同日午後0時20分ごろにタンクの上部から水があふれ出ているのが見つかり、タンクに水を送るポンプを停止したところ、同1時25分ごろに漏えいが止まった。

福島民友新聞 最終更新:4月17日(木)11時0分

高濃度汚染水漏えい 第1原発ALPSで洗浄使用の7トン (福島民友新聞) - Yahoo!ニュース


福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)におけるHICからの吸着材とろ過水の混合物のオーバーフローおよびクロスフローフィルタAスキッドの漏えい警報発生について(続報)

平成26年4月16日 東京電力株式会社

多核種除去設備(ALPS)におけるHICからのオーバーフローおよびクロスフローフィルタAスキッドの漏えい警報発生についての続報です。

本件は多核種除去設備(ALPS)B系の吸着塔3Bから吸着材用の高性能容器(HIC)へ吸着材を排出する作業中に、わずかな吸着材を含むろ過水がHICからオーバーフローしたものであることが分かりました。

オーバーフローの原因については、現在調査中です。

オーバーフローした水の分析結果は以下のとおりです。

セシウム134:
2,600 Bq/L
セシウム137:
6,700 Bq/L
全ベータ:
3,800,000 Bq/L(3.8×10^6 Bq/L)

また、詳細に現場を確認した結果、オーバーフロー範囲は約6m×約6m×深さ約3cmであり、オーバーフロー量は約1.1m3であることが分かりました。

今回の多核種除去設備(ALPS)におけるHICからのオーバーフローでの全ガンマ核種による放射能量は、約1.0×10^7Bq、全ベータ核種による放射能量は、約4.2×10^9Bqと算出しております。

また、「クロスフローフィルタAスキッド2近傍タメマス漏えい」警報が発生した件については、多核種除去設備(ALPS)におけるHICからのオーバーフローが原因であることが分かりました。

以 上

福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)におけるHICからの吸着材とろ過水の混合物のオーバーフローおよびクロスフローフィルタAスキッドの漏えい警報発生について(続報)|東京電力

2014年4月10日木曜日

ジルコニウム



ジルコニウムは金属の中で熱中性子の吸収断面積が最小のため、ジルカロイと呼ばれるジルコニウム合金が原子炉の燃料棒の被覆材料(燃料被覆管)や沸騰水型原子炉用燃料集合体のチャンネルボックスの材料として利用される。

ジルコニウム - Wikipedia