2014.7.6 15:16
東京電力は6日、福島第1原発5号機で、冷却のためくみ上げた海水を流す配管に漏洩(ろうえい)が見つかり、漏洩カ所を調べるため、994体の燃料を冷却している燃料貯蔵プールの冷却を一時停止すると発表した。
東電によると、同日午前11時10分ごろ、パトロールによって、燃料貯蔵プールなどで使う冷却水を冷やす海水が流れる配管で漏洩が発覚。漏洩カ所を特定するため系統を停止するため、一時的にプールの冷却も止めることになった。
プールの水温は現在23度。冷却を止めた場合、1時間当たり約0.2度上昇するが、運転上の制限値である65度に到達するまで約9日間の余裕があるため、東電は「燃料の冷却への影響はない」としている。
5号機の燃料貯蔵プールには未使用燃料48体、使用済み燃料946体が冷却されている。548体の燃料が装填(そうてん)されたままになっている原子炉の冷却は、別系統の配管を使っているため影響はない。
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