東京電力は21日、福島第一原発6号機原子炉から核燃料を取り出し、使用済み燃料プールへの移送を始めた。東日本大震災以降、同原発1~6号機の原子炉から燃料を取り出すのは初めて。
6号機原子炉には計764体の燃料があり、11月下旬までに全て移す。燃料を集約させることで、冷却などの維持管理を簡素化できるという。作業は、燃料から放出される放射線を遮るため水中で行っている。専用のクレーンでつり上げ、同号機内の燃料プールに移している。
6号機は震災発生時、5号機とともに定期検査中で運転を停止していた。外部電源を一時失ったが、6号機の非常用発電機が津波被害を受けず作動したため、燃料の冷却機能は維持された。5号機の燃料は平成26年度上期に取り出す予定。
一方、1~3号機は溶けた燃料の状態が全く分かっていない。4号機は原子炉内に燃料がなかった。
( 2013/10/22 10:56 )
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