東京電力は10日、福島第一原子力発電所の港湾外で8日に採取した海水から、放射性物質のセシウム137を1リットルあたり1・4ベクレル(国の放出限度は同90ベクレル)検出したと発表した。
10日の採取では再び検出限界値を下回り、東電は環境への影響はないとみている。
検出されたのは沖合約1キロで、港湾から外に出てすぐの地点。東電は、海洋汚染への不安が高まったのを受け、8月からこの地点での調査を始めた。セシウムは、港湾外の他の地点では検出されていたが、港湾内からの汚染拡大を監視する今回の地点では初めて。
東電は「港湾内など周辺で急に濃度が高くなったわけではない。(初めて検出された原因は)引き続き調査する」と説明している。
(2013年10月11日00時33分 読売新聞)
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