2014年1月21日火曜日

福島第一原発3号機建屋で高濃度汚染水漏れ

福島第一原発3号機の建屋内で高濃度の汚染水が漏れていることがわかり、「東京電力」は「燃料を冷やした水が漏れている可能性が高い」と発表した。

東京電力によると、3号機の原子炉建屋1階の床で幅約30センチの水の流れができているのを、がれき撤去用のロボットが撮影した映像で確認したという。水は床の排水口に流れ込んだ後、地下にたまっているとみられ、建屋の外には漏れていないという。

水は「ストロンチウム」などベータ線を出す放射性物質が一リットル当たり2400万ベクレルと非常に高く、原子炉内の燃料を冷やした後の水が漏れている可能性が高いという。

東京電力は、格納容器の配管のつなぎ目の損傷部分などから漏れているものとみている。

福島第一原発3号機建屋で高濃度汚染水漏れ | 日テレNEWS24


3号機 冷却水が格納容器から漏れたか

1月20日 5時12分

東京電力福島第一原子力発電所3号機の原子炉建屋1階の床を流れている水を調べたところ、放射性物質の濃度が高く、メルトダウンした燃料を冷やした水が格納容器から漏れている可能性が高いことが分かり、東京電力では、詳しい漏えい箇所などを調べることにしています。

福島第一原発3号機では18日、原子炉建屋1階の床に幅30センチほどの水の流れがあり、継続的に排水口に流れ込んでいる様子をがれきの撤去作業をしていたロボットのカメラが捉えました。東京電力が調べた結果、1リットル当たりの放射性物質の濃度はストロンチウムなどのベータ線と呼ばれる放射線を出す放射性物質が2400万ベクレル、セシウム137が170万ベクレルと建屋の地下にたまっている汚染水の値に近い、高い濃度であることが分かりました。水の温度はおよそ20度で、原子炉の底の温度とほぼ同じだということです。東京電力は、「地下にたまった汚染水よりやや濃度が低いが、何らかのルートで格納容器から漏れ出した水と考えられる」と話しています。3号機ではメルトダウンした燃料を冷やすための水が原子炉に注がれ、格納容器の破損箇所から漏れて建屋の地下にたまっていますが、燃料の状態や格納容器の破損状況は分かっておらず、東京電力は詳しい調査を行うことにしています。

3号機 冷却水が格納容器から漏れたか NHKニュース

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